windows10でのC++のプログラミング環境設定(mingw-w64+VSCode)
今回の記事はほとんど自分用です。
windows10でのC++のプログラミング環境の方法を載せます。
①7-Zip.exeのダウンロードとインストール
圧縮・解凍ソフト7-Zipをダウンロードしてインストールします。(mingw64の解凍用です)
②mingw-w64のダウンロードと解凍
mingw-w64のダウンロードページ
https://sourceforge.net/projects/mingw-w64/files/
に行って、インストーラではなくその下の
x86_64-win32-seh
をクリックして7zファイルをダウンロードします。
「x86_64-8.1.0-release-win32-seh-rt_v6-rev0.7z」というファイルがダウンロードされるので、これを解凍します。
[2022/4/22:追記] 2022/4/22現在の最新バージョンのファイル
WinLibs standalone build of GCC and MinGW-w64 for Windows
に行って、
GCC 11.2.0 + MinGW-w64 10.0.0(UCRT)のWin64の
7-Zip archive
をクリックして7zファイルをダウンロードします。
「winlibs-x86_64-posix-seh-gcc-11.2.0-mingw-w64ucrt-10.0.0-r1.7z」というファイルがダウンロードされるので、これを解凍します。
解凍したら、「mingw64」というファイルができるので、このファイルをC直下に移動させます。
③VSCode(VisualStudioCode)のダウンロードとインストールおよび設定
VSCodeのダウンロードページへ行って、User Installerをダウンロードします。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
実行し、インストールします。
起動したら、左側にある「Extentions」で「C/C++」と「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールします。再起動すると日本語環境になります。
「フォルダを開く」でソースコードを置くフォルダを開きます。
「新規ファイル」でファイルを作成し、「名前を付けて保存」で保存します。
簡単なプログラム(helloworldなど)を作成します。
上側にある「表示」の「コマンドパレット」から「C/C++:構成の編集(UI)」をクリックします。
コンパイラパスの欄に「C:\mingw64\bin\g++.exe」を入力します。
IntelliSenseモードを「windows-gcc-x64」に変更します。
[2022/4/24:追記] コンパイラ引数の追加
コンパイラ引数に
-static
-lstdc++
-lgcc
-lwinpthread
を入力すると、実行ファイルの実行の際に、システムエラーが出ずに、実行されます。
ビルドしたいファイル(先ほど作成したファイル)を表示した状態で
「コマンドパレット」から「タスク:既定のビルドタスクを構成する」をクリックします。
ビルドしたいファイルを表示した状態で上にある「ターミナル」から「ビルドタスクの実行」をクリックすると、「ファイル名.exe」の実行ファイルが作成されます。
実行はコマンドプロンプトでします。
「スタートメニュー」の「windowsシステムメニュー」に「コマンドプロンプト」があるので、クリックして実行します。cdコマンドで先ほど作成したフォルダに移動し、実行ファイルのファイル名を入力すると実行されます。
実行すると「libstdc++-6.dll」と「libgcc_s_seh-1.dll」が見つからないとシステムエラーが出るので、「mingw64」のフォルダから検索して、実行ファイルのあるフォルダにコピーします。
[2022/4/22:追記] 「libwinpthread-1.dll」の追加
GCC 11.2.0 + MinGW-w64 10.0.0(UCRT)の場合「libwinpthread-1.dll」も見つからないとシステムエラーが出るので、「mingw64」フォルダから検索して、実行ファイルのあるフォルダにコピーします。
これで無事にwindows10でC++のプログラミングができるようになりました。